27 分立と合体

27-1 神様はご自身を二性に分立された

創造は、神様がご自身を二性に分立することから始まった。それは、分立した二性を、原理作用によって、再び一つにするためである。神様がこのようにされたのは、ご自身の形象を展開するためであった。こうして分立されたものが、相対的存在となり、蘇生、長成を経て、対象として完成すれば、それらは一つになり、新たな生命を生み出すのである。これは、人だけではなく、動物や植物においても同様である。

神様は、ご自身の性を分立し、男性と女性を創造された。このように、神様は本来、両性であるため、神様の本意は、男性と女性が夫婦として一つになることである。こうして、夫婦になった男性と女性は、神様を現していると同時に、第二の生命を生み出すことのできる創造の原点を現している。夫婦の理想的な愛は、原理を完成しようとする目的の上でのみ作用するのである。

このように、神様が人を創造された目的は、人をご自身の分身として繁殖させるためであり、さらに、人を天に移し、ご自身と一つにするためである。


27-2 分立された存在は神様と一つにならなければならない

天の父母を信奉しんぽうし、地で夫婦となれば、天でも夫婦として、永遠の幸福と自由を享受することができる。それゆえ、各自が、理想的な家庭を築き、み旨を完成させ、天の父母と一つにならなければならない。その目的を果たせない者と、その目的に反する者は、破滅せざるを得ないのである。

天は中心であり、地はその対象であるため、天と地は、一つにならなければならない。それは、人が完成することによって果たされる。つまり、神様は、人を中心として創造されたため、人によって、全体が一つになり、神様につながることができる。それが、創造目的である。

分立された存在は、その後、神様と一つにならなければ、破滅へと向かうことになる。つまり、分立は、原理を完成するためには有り得るが、分立された存在が堕落し、神様から離れれば、破滅をもたらすのである。

この堕落による破滅の傾向は、世界的に現れている。それが、人類の戦争である。この戦争によって、非原理が破滅しながら、世界全体が原理の完成に向かっていくのである。つまり、戦争は、全体を完成させるために起こるのである。

神様によって分立された民族国家が、神様と一つになり、一つの国家形態として完成すれば、世界全体に影響を与え、原理世界を実現しようとする目的に向かうようになる。これが原理であるため、歴史は、その方向に向かっていくのである。さらに、世界が神様と一つになれば、世界は神様を中心として、対象目的を果たすようになる。


27-3 今は無分別に愛してはならない

今は、悪を分立する時代である。それは、分立自体が目的ではなく、神様と一つになるためである。神様は、神様側以外の存在を愛さないため、神様側になった存在を愛して、一つになろうとする衝動を与えるのである。

イエスが、全てを愛しなさいと言われたのは、愛の種を蒔くためであったが、今は、その実を刈り取る時期であるため、神様側の存在を愛して、原理を完成させなければならない。つまり、今は、怨讐側を分立して神様と一つになる時であるため、無分別に愛することはできないのである。たとえ怨讐側を愛しても、神様を中心として、対象を完成させることはできない。しかし、全てが神様と一つになって、原理が完成すれば、イエスの愛が基本となるのである。

神様側を愛さず、怨讐側を愛する者は、逆に破滅の道を行くことになる。従って、怨讐側を愛する者は、その愛を神様側に与えて、より高貴な愛を追求し、原理の完成に向かわなければならない。それができなければ、サタンの仲間として、神様の怨讐となるのである。

怨讐側を分立しなければならないこの時に、無分別に愛して、怨讐側と一つになれば、み旨を延長させることになる。それは、神様に対する犯罪行為であると言わざるを得ない。従って、早く方向を変えなければならない。


27-4 分立は原理を完成させるために必要

この世で分立を嫌うのは、非原理が破壊されていくためである。人々は分立を心配するが、分立は原理を完成させるために必要なことであり、また、怨讐側を分立すればするほど、自分の個性と目的を完成させるための助けとなるのである。

我々がすべきことは、基本原理を早く完成させることである。我々は、神様のこのような要求を知り、各自が、そのみ旨を完成させなければならない。原理上で分立するのは、繁殖が目的であり、一つになるのは、原理の完成が目的である。

愛も、分立して一つになるのが基本である。愛を分立しなければ、それを体得することも、それによって刺激を受けることもできない。神様が、人を男性と女性に分立して創造されたのは、愛をより刺激的にするためである。また、分立されることによって、それぞれ別の能力を持つようになるが、天を中心とする愛は変わることがない。


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