まえがき

原理原本の冒頭には、「太初は一つである。この一つが、太初の根本である。この根本が、即ち、神様である」と書かれています。しかし、後のほうになると、「天の父」と「天の母」が登場します。さらに、聖霊は「エバの神」であり、サタンは「悪神」であるということになっています。また、原理原本には書かれていませんが、真のお父様であられた文鮮明(ムン・ソンミョン)師の晩年のみ言には、次のようなものがありました。

 「夜の神様は男性で、昼の神様は女性である。」
 「夜の神様は間違いを犯さなかったが、昼の神様は間違いを犯した。」
 「ルーシェルは、夜の神様の弟である。」

一体これらをどのように解釈すればよいのでしょうか。このような、神様に関する問題を解決するためには、太初の一つから、どのような展開があったのかを、一つ一つ紐解いていかなければなりません。これが理解できれば、上記の問題以外にも、真のお父様が再臨主として何をされていかれたのか、「六マリア」とは何であったのか、「万王の王」とはどのような存在なのか、教会は何故分裂したのか、などの問題を解くことができます。

ここで紹介する思想は、原理原本を解析する前に解かなければならなかったものであり、また、真のお父様のみ言と路程を理解するためには避けて通ることのできないものでした。その思想を構築するために、天から多くのヒントが与えられました。それらのヒントを解いて、思想を構築することによって、原理原本を解析することができ、また、夜の神様、昼の神様、万王の王などが、どのような存在であるのかを知ることができ、さらには、真のお父様の不可解なみ言や路程を理解することができました。

これから紹介する思想は、簡単に理解できるものではないかも知れません。それは、既存の宗教で取り扱う領域をはるかに超えるためであり、また、今まで持っていた知識や概念が、理解の邪魔をするかも知れないからです。イエス様に反対していた人たちは、旧約聖書の内容をよく知っている人たちでした。量子論が発表されたとき、それに一番反対していた人たちは、相対性理論を既に発表していたアインシュタインを中心とする人たちでした。従って、「原理講論には無い」、「聖書には無い」、「科学で証明されていない」、「私が思っている神様やメシアと違う」などの理由で引っかかれば、先に進むことができません。どうか、邪魔なフィルターを取り除いて、心をオープンにしてください。