飛鳥人(あすかびと)の皆さんへ

大王(おおきみ)は、「我、日本(ひのもと)ではない」と、何度も言われました。

河内飛鳥の地は、当時、日本(ひのもと)ではなく、皆さんの御国(みくに)でした。

その地にある多くの古墳は、皆さんが作ったものです。

ところが、日本(ひのもと)の人々にとって、それは不都合なことでした。

何故なら、日本(ひのもと)は初代天皇から始まった一つの国だ、という事にして置きたかったからです。

そのため、本当の歴史は隠され、偽りの歴史がまかり通ってきました。

つまり、天皇家は日本(ひのもと)の人々であり、古墳は日本(ひのもと)の人々が作ったものだと思わされてきたのです。

さらに、皆さんを渡来人と呼んできました。

しかし、本当の歴史を知った私は、もう皆さんを渡来人とは呼びません。

これからは、飛鳥人(あすかびと)と呼ばせていただきます。

なんと美しく、品格のある響きでしょうか。